2010年11月2日火曜日

オプションについて

オプションの買い手が、売り手に支払うオプションの取得対価は、
プレミアム」と呼ばれる。
プレミアムは、オプションを現時点で行使した場合の利益(本源的価値)と、
現時点から将来の権利行使日までの利益に対する、
期待可能性(時間的価値)の和で表される。

プレミアム = 本源的価値 + 時間的価値

プレミアムの価格設定のために用いられるのが、オプション評価モデルであり、
1973年に発表された「ブラック-ショールズ方程式」などがある。

オプションを有する者は、権利行使日に行使レートが市場レートよりも
有利な状態である「イン・ザ・マネー」(ITM)ならば権利を行使し、
市場レートよりも不利な状態である「アウト・オブ・ザ・マネー」(OTM)ならば
権利を放棄し市場レートで取引を行うことができる。
行使レートと市場レートが等しい状態は「アット・ザ・マネー」(ATM)と呼ばれる。

2010年11月1日月曜日

オプション取引とは

オプションとは
ある目的物(原資産という)を、一定期間後の特定日(清算日)か、
あるいは種類によってはそれ以前で条件が満たされた時点で権利を行使し、
特定の価格で買い付ける(又は売り付ける)ことのできる権利をいう。

原資産を買う権利についてのオプションを「コール」、
売る権利についてのオプションを「プット」と呼ぶ。

原資産が株式であれば株式オプション、金利であれば金利オプション
通貨であれば通貨オプションという。

オプション取引とは、このオプションという権利を売り・買いする取引のことを指す。